●東雲舞踏とは●
 
舞踏というジャンルのダンスをご存じでしょうか。
真っ白にボディペインティングをして変な顔をしているアレかな?と、思われ
ているのが、日本の現状ではないでしょうか。舞踏とは、日本が70年代に産
んだオリジナルジャパニーズダンスといえます。土方巽というダンサーが、モ
ダンやクラシックバレエ等外国の踊りにあきたらず、自分達のダンスを作ろう
と始まったものです。

 この「東雲舞踏」というユニットは、川本裕子、堅田知里、島田明日香、19
70年代生まれの3人の女性舞踏ダンサーにより、1999年に結成されました。
東雲(日本の古語で、夜明け前に、闇から光へと移行する空が茜色にそまると
いう意味)の名の通り、明るい未来に向かう光を感じさせる舞台で、国内公演
から海外ダンスフェスティバル参加まで幅広く活躍中です。

 舞踏の持つ身体感(身体は空の入れ物であり、どんなものにもなり得る、変
貌できる)や、空間感を、この3人は土方巽直系の和栗由紀夫から学んでおり
舞踏譜という言葉で踊りを作っていく独特の創作方法を持っています。また、
それぞれが幼い頃よりバレエやモダンダンス、日本舞踊等、を学び、ショーや
イベント、TV・映画等の他方面に渡り、表現の場を広げています。

 「東雲舞踏」の舞台の何よりの魅力は、女性ならではのパワーを堪能できる
こと。繊細で大胆、細やかさの中に秘めた芯の強さ、否定的な事も笑ってのり
こえるような大らかさがあります。その舞台は、人間くささ舞踏くささがあり
つつも、ポップでかっこいい現代舞踏が見られる、と海外では高い評価を得て
います。

 いわゆる暗黒舞踏のイメージとは一線を画する「東雲舞踏」、舞踏の正統的
流れや方法論をしっかりくみつつも、舞踏第三世代として、既存の型や枠組み
にとらわれず新しい舞踏を切り開いています。
「東雲舞踏」が、どんな新しい表現を熱く生み出そうとしているかを、ぜひご注目ください。
 
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